梅雨の花と毒のミステリアスな魅力

皆さんこんにちは、A.COCCA web担当teruminの娘です。

 

6月を控え、早いところではそろそろ梅雨入りする地域も出てくる季節になりました。

気象庁:平成30年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)


皆さんは梅雨、というと何を思い浮かべますか?

てるてる坊主に雨、傘、カタツムリとアジサイ・・・梅雨の定番ですよね。

 

目にも楽しい取り合わせですが、カタツムリとアジサイ、実は仲が良いわけではなかったりします。

要因の一つとして、アジサイの葉に微量の毒が含まれていることが知られています。

 

梅雨、と言ったら雨の似合うこの花!(写真配信元:ぱくたそ

 

有毒植物というとトリカブトが有名ですね。
トリカブトの主な毒成分はアコニチンで、葉っぱ1g程度で重度の中毒に陥るといわれています。

 

スズランやヒガンバナも毒を持つことで知られている花の一つです。

この毒は水溶性が高く、活けた水に溶け込みます。
そのため、ヒガンバナの球根は飢饉の際には水で毒抜きをして食されていたともいわれています。

※ヒガンバナの毒抜きは専門家の指導のもと行ってください。

 


ではアジサイはというと・・・

 

どんな毒で、どんなアジサイが毒をもっているのか、明らかになっていなかったりします。

実際にアジサイの葉で食中毒になった事例はあるものの、どの成分が毒として働くのか、どのような法則(品種や生息地等)で毒を持つ個体が生まれるのか、解明しきれていないのです。

 

こんなに身近なのに謎多き花:アジサイ(写真配信元:足成

 

植物毒による中毒のほとんどが食中毒

小さいお子様のいるご家庭は、活けた水を誤飲しないよう手の届かないところで楽しみましょう。

 

 

さて、

 

毒を持つ花のミステリアスな魅力は、多くの物語を生み出してきました。

 

中でも、女性の美と結びつけた物語に、インドの逸話「毒娘(ビーシュ娘)」があります。

その覇権を世界各国へ広げたと知られるアレクサンダー大王。彼の最期にまつわるお話です。

 

インド遠征を果たした大王へ、インドの王様から4つの贈り物がなされました。

名医、占術師、酒、そして絶世の美女。

この女性こそ生まれた時からビーシュの毒(トリカブト)を少量ずつ体内に取り込み、その身を毒に変えてしまった毒娘でした。

このお話の終わりは、閨で触れ合って大王が息絶えたとも、回避したとも伝えられています。

 

多くの文学作品に影響を与えたお話で、ご存知の方も多いかもしれませんね。

近年だと三原ミツカズ先生「毒姫」(公式HP)や、桜井光先生「Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ」(TYPE-MOON公式HP)でも毒を持つ女性と出会えます。名作ぞろいですね!(*´艸`)

 

 

ホーソーン作「ラッパチーニの娘」もそのうちの一つです。

「ラッパチーニの娘」青空文庫で和訳が公開されております。

 

青年ジョヴァンニは学問を続けるため故郷を離れ下宿した先で、美しい庭と、美しい娘ベアトリーチェを見初めます。

その庭はベアトリーチェの父、医師ラッパチーニのものでした。

ジョヴァンニは庭で起こる数々の不思議な現象を目撃します。花の樹液に触れた生き物が息絶えたり、ベアトリーチェに捧げた生花がみるみる萎れたり。

恐怖と愛の狭間でみるみる熱を上げるジョヴァンニを、医科教授バグリオーニ氏は幾度となくいさめましたが、

彼が聞く耳を取り戻したのは、その不思議な現象がわが身に降りかかってからでした。

 

お話の顛末は、ご自身で確かめていただくとして。

 

本作ではキーアイテムとして、ベアトリーチェの姉妹花「宝石のような紫の灌木」が登場します。

架空の植物である灌木は、

宝石のような光沢と可憐さを備えた紫の花をつけ

摘み取りベアトリーチェが身に着けると紅に変わり宝石のように輝いたとされています。

 

花の色が変わるなんて、アジサイをほうふつとさせる描写ですね。(写真配信元:ぱくたそ

 

ベアトリーチェの魅力は謎多き庭の花々に例えられます。

花よりなお美しく、

手袋越しでのみ触れることを許される近づきがたさと、

太陽のように輝く天真爛漫さに、

ジョヴァンニは目にする度、記憶よりはるかに美しいと心を打たれるのです。

 

 

情熱的なジョヴァンニの恋するフィルターを通した感動は、

私たちが咲き誇る花々や圧倒的な自然から受ける感動と、通じるものがあるのかもしれませんね。

 

 

A.COCCAでは、自然のお花を加工し、最も美しい姿を留めたプリザーブドフラワーや、

美しさを模して写したアーティフィシャルフラワーを使用したアレンジメント等を扱っております。

生花とはまた違った楽しみ方のできる品です。

 

梅雨をさわやかに過ごすマストアイテム:アジサイ

 

食中毒はさておき、誤って飲み込んだ場合は速やかに医師の診察を受けていただけますようお願いいたします。

 

 

▼こちらをクリックorタップ!店舗ロゴ
 

[A.COCCA](エーコッカ)

造花・加工花アレンジメント専門店

通販ウェブサイト[花*HanaZakka店]

http://a-cocca.shop-pro.jp/

☎ 0270-75-1833

 

JUGEMテーマ:季節の植物 文学